東京都美術館 企画展 つくるよろこび 生きるためのDIY
東京都美術館
2025
ディスカバリー
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図録
東京都美術館企画展「つくるよろこび 生きるためのDIY」のグラフィックデザインを担当しました。
本展では、DIY(Do It Yourself /自分でやってみる)を、目の前の問題を自分自身の工夫で解決していくアプローチと定義。
DIYとは、目の前の問題を自分自身の工夫で解決していくアプローチのことを指し、日曜大工や住民主体のまちづくりなど、様々な場面で実践がみられます。本展では、DIYをより良く生きるための方法であると同時に、不便や困難を乗り越えるための手段ととらえ、その過程にある「つくるよろこび」にも光を当てています。
自分なりの方法と感覚を頼りにつくるDIYと「生きること」のつながりを考えるきっかけを提供します。
参加するのはDIYの手法や考え方に関心を寄せる、5組の現代作家と2組の建築家。身の回りのものでつくる作品や、多様な人が関わる場のデザインに加え、震災や経済的な事情により多くのものを失った人々の切実な営みにも焦点を当てています。
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【デザインのプロセス】
1)キービジュアルのグラフィックデザインにあたってまずクリエイティブディレクターとアートディレクターでそれぞれが展示コンセプトから考えたことをもとにディスカッション。展示タイトルに反復される「る」の日本語的な象徴性に着目。
2)「る」は能動性や意思。DIYは試行錯誤であり手をうごかしながらアジャイルに進んでいく。ジグザグと「る」を重ねてみる。
3)アーティストの作品から写真を選定。試行錯誤の末、ダンヒル&オブライエンの槌をつかった作品が描くコンテクストと「つくる」ということの感触、錯綜する線の構成をいかしてグラフィックを制作。
4)作品のカラーを前提にしつつ、つくる・生きるにつながるキーカラーを選定。
5)提案にあたってはタイトル部分を絵の具でペイントし、実際の特色を表現しつつ、デザインチームも自ら物理的に手を動かして制作する身体感覚を得ながらすすめた。
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【図録】
1)展示を体験し、インスピレーションを得た人が図録を買って帰る。きっとなにか手を動かしたい。
2)東京の住宅事情では「手を動かす」道具や素材がすぐすこにあるとは限らない。つくりたいから素材を買うまでの心理的距離を縮めてみたい
3)粘土を付録にした図録に。展示タイトル入り缶におさめて販売。缶にマテリアルを収集していってもたのしい。
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会期中はアーティストトークやワークショップも開催されます。
詳細は展覧会公式サイトをご覧ください。
出品作家(展示順)
・若木くるみ
・瀬尾夏美
・野口健吾
・ダンヒル&オブライエン
・久村卓
・伊藤聡宏設計考作所
・スタジオメガネ建築設計事務所
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【つくるよろこび 生きるためのDIY】
・会期:2025年7月24日(木)~2025年10月8日(水)
Client:東京都美術館
担当学芸員:藤岡勇人
Creative Direction:宇田川裕喜(BAUM LTD.)
Art Direction:國影志穂(OOKIIINU)
Graphic Design Implement:BAUM LTD.
【展覧会図録】
企画・編集
・東京都美術館
・林亜華音(pp. 222-226)
翻訳(日英)
・赤尾木織音
・池田哲
・ジェイミ・ハンフリーズ
・ペンギン翻訳(加藤久美子、杉山千枝、寺岡淑子、ケリー・ニッセン)
デザイン
・BAUM LTD.(CD), OOKIIINU(AD, D)
プリンティング・ディレクター
・川﨑智徳(光村印刷)
印刷
・光村印刷株式会社
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随時ご相談を受け付けております。
「まだプロジェクト化していないけれど、まず考えを聞いてほしい」
「ざっくりと金額を知りたい」「こんなことはできますか?」など、
現在のフェーズや状況を問わず、お気軽にご連絡ください。
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